Kite-Building & Kite-Flying JAPAN
ついておいで風になって!! 『小口 峯一の立体凧』

Doticon_blk_Right.png信濃国一之宮「諏訪大社」は、全国津々浦々のお諏訪さまの総本社として、崇敬されているらしい。全国を旅すると諏訪神社がまことに沢山あることに驚かされる。諏訪大社の伝統行事の中で、7年に一度の寅と申の年に行われるのが御柱祭である。西の「だんじonbashiratako.jpg     御柱法被を着た凧り」、東の「御柱」と、どちらも命がけの祭りだ。機械に頼らずに人力だけで曳く御柱、斜度35度、距離100m。木やり衆が声をそろえ、一きわ高々と冴えわたると、大木の先頭に乗った人が何か叫ぶ。緊張が高まった瞬間、ズルズルッと走る。

Doticon_blk_Right.png諏訪に住む人々は、御柱年を祭りで明け暮れる。世話好きの小口も御柱人になりはしゃぐのであるが、凧つくりも忘れなかった。スズメに御柱法被を着せた愛らしい凧を作った。正式なネーミングを失念したが、おそらく、いや間違いなく小口の体内にもこの御柱のDNAが宿っているのだ・・・

Doticon_blk_Right.pngこの〝ロケーション〟コーナーでは、普段小口の凧の試験滑空では欠かせない場所である「赤砂崎」の広場と、こよなく愛するふるさとである下諏訪町およびその周辺を紹介する。

Doticon_blk_Right.png東京・名古屋からちょうど200kmの距離にあるこの地。観光と工業の町であるが、そのどちらも少々低調気味である。Web公開にあたっては「下諏訪町へいらっしゃい!」の下心が大いに働いているし、更に「たこ仲間が集まってきてほしい!!」という願望が込められている。我々仲間と小口は、よく故郷談義をする。たいした資源もないまちで、かつ当地方きっての超高齢化の進んだまちに未来はあるのか、と。「人は無いものねだりはだめだよ、凧だって資源になるかもしれない。さっき赤砂崎の広場で大声ではしゃいでいた凧揚げの家族だって、家族の絆を一本のタコ糸の感触から見つけ出してくれたじゃないか…」と、小口は語った。

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